不眠症

睡眠障害の一つで、寝付けなかったり良質な睡眠が得られなかったりします。
十分な睡眠が得られないために、日中の眠気、倦怠感や集中力の低下、意欲や食欲の低下につながり、体や心に不調が現れます。不眠が続くことで不眠が恐怖となり、さらなる悪化を招きます。
不眠症状で悩んでいるひとは5人に1人といわれており、女性に比較的多く発症します。
不眠症で通院をしている方の約20人に1人が睡眠薬を服用されています。しかし、半数の人が、どんな対策も行っておらず、改善したいと思っていても、解決策が分からないために、なかなか行動を起こせていない方が多数存在しているというのが現状です。

不眠症の原因

原因は神経質な性格であったり、様々なストレスや不規則な生活、薬の副作用や嗜好品の影響など多岐にわたります。睡眠時無呼吸症候群や気管支喘息などの体の病気や精神疾患が原因の場合もあります。また、飲食店等の深夜営業、遅くまでの残業など社会そのものが夜型になったことも要因の一つです。24時間稼働している工場や店での勤務、昼夜関係無い不規則な働き方が、体のリズムが狂わせてしまいます。

不眠症のタイプ

不眠症は以下の4つのタイプに分けられます。

入眠障害

寝つきが悪く、布団にはいってから数時間以上眠りにつくことができない状態
通常30分以上たっても眠ることができないことが目安とされ、眠ろうと思えば思うほど眠りにつけなくなってしまう

中途覚醒

一度眠りについたものの、夜中に起きて目がさめてしまう
眠りが浅く夜中に2~3度起きてしまい、熟睡できない状態

早朝覚醒

早朝に目が覚めてしまう
予定していた時間よりもかなり早く目が覚め、二度寝することができない

熟眠障害

眠りが浅く、起きた後に熟睡した感覚にならない
目覚めが悪く、眠ったはずでも日中に眠くなってしまう

不眠症チェックリスト

  • なかなか寝付けない
  • 眠りが浅く夜中何度か目を覚ます
  • 予定時間より数時間はやく目が覚めてしまう事がよくある
  • 睡眠時間は長いのにぐっすり眠った気がしない
  • 昼間に強い眠気があり、学業や仕事に支障をきたす
  • 寝ながら動いたり大声をだすと言われたことがある
  • 足がむずむずして眠れないことが多い

不眠症の治療

不眠症の治療には睡眠薬などを使い不眠症状を改善する薬物療法と、薬を使わず生活習慣を見直すことで症状の改善を目指す非薬物療法があります。

生活習慣の見直しで睡眠の質を上げる方法

定期的に体を動かす 年齢に合わせて散歩やジョギングなど
規則正しい食生活 寝る前の飲酒やカフェインの摂取、タバコを止める
睡眠時間にこだわらない 8時間以上ねむらないと…などと考えず、年齢やその人によって睡眠時間の違いがあることを理解する
眠りの環境を整える 寝室の温度の調整
枕の高さや季節に合った布団の使用
眠る前に部屋を薄暗くする
寝る前にスマートフォンやゲームをいじらない
毎日同じ時間に起きる 朝起きたら太陽の光を浴びる
睡眠のリズムを整える
昼寝をしすぎない 昼寝は午後3時までに15分~20分程度とする