先日当院にて実習を終えたTさんからの感想が届きましたので、ご紹介いたします。
久喜すずのき病院での実習で感じた事、考えさせられた事、学んだ事はとても多かったと思って
います。
スタッフの方々がそれぞれに他のスタッフに対し思いやりや気遣いを持っていること、
そうして互いを認め合い協力し合っていることがより良い仕事を生むのだということを目で見る
ことが出来ました。
それは、OT内に限らず、看護師の方々とのチーム性を高めることにも同様であり、
チーム医療を成立させる努力がいかに必要であるかも学びました。
忙しい中、学生との時間をとることを惜しまずに接して下さったことで各スタッフの意見や熱
意を多く聞くことができたことも大きな刺激となりました。
見えていなかった自分の性格や考え方に気付かされ、それについての考え方もまたヒントを度々
頂くことができたことは大きな収穫だったと思います。
プログラムにおいては多くの患者様と関わることが出来、
その中で実習開始時に掲げた『精神疾患を持つ患者様との接し方、対応の仕方を学ぶ』
という目標は日々達成されて行ったと思います。
同時に、気に留まることなく流していた小さな成功体験に気付かせて頂いたことで自分自身が自
信の回復、 獲得を体験することが出来ました。そのことにより、患者様の段階づけにおける1段
の高さ設定がどの程度であれば妥当なのかについて改めて考えさせられました。
最後に行ったイベントでは、終了後にOTRの方から『看護師さんが学生の動きに驚いていたよ。
自分たちももっと頑張れると思った。あんな学生が現場に出るのが楽しみだと言っていたよ。』
という言葉を頂けました。
自分たちが誉められたことよりも、そんな風にOTRの方へ他職種の方から言って貰えるような状
況、それを生む結果を出せたことが指導者の方々への小さな恩返しが出来たような気持ちになり
とても嬉しかったです。
初めて『尊敬できるOT 、目標とする姿』と出逢うことが出来、実りの多い実習であったと思い
ます。
スーパーバイザーの杉長先生、ケース病棟担当の石川先生を始めスタッフの皆さんそして看護師
の皆さんやケアワーカーの皆さんへ感謝の気持ちで一杯です。実習前の私の中では、自分が作業
療法士を目指すことを決めた頃に望んだものや描いたものは形を変えて忘れ去られていました。
それを、もう一度思い出し、新たな夢や希望を描く準備が整ったように感じています。
これが今回の実習で私が得た最大の収穫だと思っています。
今後、自分がどんなOTをしたいか、どんなOTになりたいか、もっと明確になって行くと思います。
今回の学びと体験を生かし、自分らしさを失わず目指す姿のOTになりたいと思います。
以上です。Tさん感想ありがとうございました。
いい作業療法士になってくださいね！！
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