精神保健ボランティアを通して

“地域での豊かな生活・自分らしい生き方”を応援するベルベールです。
11月も、もう半ばを過ぎましたね。
今年も残すところ、あと1ヵ月半となりました。
本当に1年は早いものです…
今年は皆さんにとってどんな1年だったのでしょうか?
さて、
10月中旬から11月上旬にかけて、ベルベールでは「精神保健ボランティア養成講座」を開催しました。
去年もご紹介させていただきましたが…
「精神保健福祉ボランティア養成講座」とは、精神保健に関心があり、今後ボランティア活動を考えている方を対象とした講座で、久喜市社会福祉協議会と共催で毎年行っています。
今年は3日間の共通講座+1日の施設ボランティア体験となりました。
施設ボランティア体験では、精神保健に携わる施設の体験をしていただきました。
その中で…
体験中に、とある受講生さんが作業をこなしている当事者さんに
「何かやることはない?」
と聞いたそうです。そうすると、当事者さんからは
「見守ってて下さい」
と返事をもらったそうです。
ボランティアというと「何かをやってあげなきゃ」と思う人も多いと思います。
私も精神保健に携わる前までは、そう思っていたひとりでした。
けれども、「やってあげる」だけがボランティアというわけではなく…
「見守る」ということもひとつの形であり、
他にも「精神保健ボランティア」にはいろいろな形があると思います。
ベルベールの活動でも、多くのボランティアさんにご協力いただいています。
一緒に創作活動をしたり、一緒に地域のボランティア活動に参加したり…
ベルベールでは一緒に活動することを通して、楽しさや達成感などの気持ちの共有をしています。
この何かを一緒にして、気持ちを共有するというのも「精神保健ボランティア」のひとつの形だと考えています。
何か難しそうだな…と思われる方もいるかもしれません。
けれども一緒の時間を過ごして、その時の気持ちを共有して、
時にはアドバイスをすることもあったり、逆に励ましてもらうこともあったり…と
特別なことではないのかなぁと思います。
普段の何でもないような関わりが「精神保健ボランティア」にとっては大切なことなのです。
そんな関わりが「精神保健ボランティア」を通して、もっと地域で増えていくと良いなぁと思っています。
ベルベールでは、
“自分の力で交流し、豊かさを実感する活動”の提供を目指し、ボランティアさんにもご協力いただきながら応援しています。