認知症専門相談センター

こんにちは。
梅雨が明けたと思ったら、
猛暑猛暑で暑い日が続きますね。
脱水や熱中症に気をつけて
楽しい夏をお過し下さい。
と、暑中お見舞いを申し上げたところで、
今回は「もの忘れ」について少しお話ししたいと思います。
年を取ると誰でも「もの忘れ」が出てくるものです。
私も最近物の名前がぱっと出て来ず
ついつい「あれ取って」など
「あれ」「これ」などを駆使して会話していることが増えています。。。。
さて、
認知症は「もの忘れ」から始まるなどとも言われています。
ですが「もの忘れ」の全てが認知症という訳ではありません。
先述した通り、年を取ると誰でも「もの忘れ」が出てくるものです。
それは言ってみれば正常な「もの忘れ」と言えます。
では、老化に伴う「もの忘れ」と
認知症の「もの忘れ」はどう違うのでしょうか?
認知症の初期では、なかなか区別がつきにくいものですが
良く言われているのは
老化に伴う「もの忘れ」は体験や記憶の一部を忘れますが
認知症の「もの忘れ」は体験や記憶の全体を忘れてしまう
ということです。
例えば
夕ご飯に何を食べたか忘れてしまうのは老化
夕ご飯を食べた事自体を忘れてしまうのが認知症
顔は覚えているのに名前が思い出せないのは老化
その人が誰だかわからなくなるのは認知症
と言われています。
また、
老化によるもの忘れの場合は、忘れている事に自覚的ですが
認知症の方は
自分が忘れているという事をあまり自覚されていない事が多いようです。
受診する程ではないけど
これらの話にあれ?と思い当たる事が有れば
いつでも当センターにご相談下さい。
それでは、また。