“がんばらない介護生活”

こんにちは 介護保険室です。
毎日暑い日が続きますが、皆様、お身体の調子を崩していませんか?
先日パソコンを見ていたら“がんばらない介護生活”という文章を見つけました。
長野県の諏訪中央病院の鎌田實先生が委員を務める“がんばらない介護生活を考える会”のサイトでした。
鎌田先生の提唱する“がんばらない”という事は“ギブアップ”するという事ではなく
むしろ“あきらめない”ということだそうです。
日本人の性質として、ついまじめにがんばってしまう、介護者ががんばってしまうと共倒れになってしまうこともよくみられます
がんばる介護は、見る側の都合を優先させた押し付けの介護になってしまいがち・・・。
本来、介護は介護される人の人生をささえること、
苦難の状況にいる介護される人が、何を望んでいるのか一番大事
なのに、介護する側がひたすらがんばる介護のなかではそれが見えなくなることもある。肩の力を抜いて見ると
誰を大切にしなくてはならないのかが自然に見えてくると鎌田先生は言っています。
私達、介護現場の支援する側にもこのような事が起こる事もあります。
介護する側が不安になったり疲れたりしイライラすると、介護される側にも伝わりお互いがイライラ、キリキリしたりしてしまうこともあります。
介護は鏡とも言いますが、こちら側がゆったりしていると、相手側もゆったりしてくるものだと思います。笑顔だと笑顔が返ってくる。
がんばらない介護生活の5原則
1、一人で介護を背負い込まない
   家族で分担する、家族会等に参加し、他の介護者に話などを聞いてもらうなど。
2、積極的にサービスを利用する。
   早目にプロに相談を! 介護者は自分の時間を作る
3、現状を認識し、受容する。
   障害をうけいれる、介護しなければならない現実を受け入れる。
4、介護される側の気持ちを理解し尊重する。
   介護される側の何かをしようとする気持ち(自立)を大切にする。
5、できるだけ楽な介護のやり方を考える。
   福祉用具などを上手く利用するなど。
介護は長期戦になることもあります。肩の力をちょっと抜いてみて下さい。
上手に手を抜いて、正々堂々とリフレッシュできるといいですね。