10月事例検討会を行いました。

みなさん。こんにちは久喜すずのき病院精神科OTです。

さる10月24日にOT科にて毎月恒例の事例検討会を行いました。

今回の事例は
① 入院して勉強になりました。回想的な会話から自立を促した症例
② 外来OT説明会の取り組みについて
③ 昼夜逆転生活をどうにかできないか?

の3事例の発表がありました。


どの事例も、とても考えさせられ勉強になりましたが、
こちらにはどんな事例だったか紹介することは難しいので、
せめて勉強に参加した作業療法士の感想を紹介したいと思います。


① 入院して勉強になりました。回想的な会話から自立を促した症例
Hさん OT 3年目
考察の中で書かれている「高齢者は失敗を恐れ、回避することが多い。しかし、OTとは1対1の会話では失敗する可能性は少なく、負荷も少ないという考え方が僕にとって新鮮で参考になりました。

Dさん OT 1年目
患者さんと話をすること、、、なぜそれが大切かを思い知られた症例だった。話し相手になることで、寂しい気持ちを埋めることができれば、、、と思ってやってきたが、それだけではだめだ。話をしたその内容から患者さんの隠れたニーズを見つけ、それにすばやく対処する。それこそが、OTが患者さんと話す事の意味だと強く感じた。

Sさん OT 1年目
本人の語りが時系列的にあり、変化が分かり易かった。作業療法士と患者さんの語りを大切にしていて、無理に関わるのではなく、本人のペースで関わったことで、このような変化に繋がったのかなと思う。またなかなかん活動に対して消極的な方への関わり方、「監督していて下さい。」「教える」「いることが参加」などの声掛けはすごく勉強になりました。


② 外来OT説明会の取り組みについて
Mさん OT 3年目
外来作業療法に関して、説明する際、相手の理解度に合わせてお話しすることの重要さを知りました。どのような活動を行っているかということに関しては、とても伝わりやすいプレゼンの資料だと感じました。
やはり体験談を通じて、イメージが作りやすいので、そのような事を見習っていきたいと思います。

Wさん OT 3年目
事前アンケートの大切さを感じた。その結果で話す内容・比重を決めてあわせることができることはとても有効だと思う。回想療法を行う時にも、「どんな話をしたいか。」「友人になりたいか」などを事前に聞くことで、より満足度の高い会が行えるのではないか

Mさん OT 1年目
利用者の体験談は退院後の生活、外来OTの利用の仕方がイメージしやすく、わかりやすいと思いました。またプログラムの紹介では、どれもきれいなもの、楽しそうなもの、おいしそうなものなどの写真が載っていて魅力的でした。
DCにも外来OTにもそれぞれ利点があると思うので、よく知って利用してもらいたいなと思いました。

③ 昼夜逆転生活をどうにかできないか?
Wさん OT 3年目
活動に参加はするものの、参加時間が短く、延長していくことが難しい方は多くいると思いました。具体的な時間目標を一緒に設定することは有効な手段だと思いました。また、行動活性化療法のように「外から内へ」「気分ではなく、日課に合わせて行動する」ように、毎日の予定を決めることも考えられるかと思いました。

Sさん OT 2年目
精神科救急入院料病棟からの患者様と言うことで、前病棟からの情報共有の上でのアプローチがされているなと思った。徐々にOTに出れる時間が増えてきている中で、本人との目標共有がされている中での本人へのフィードバックやOTへの参加方法を考えていくことができるのではないかと思う。
また目標に沿って連携を考える。情報を集める必要性を改めて感じた
。 



以上です。今回も有意義な勉強ができました!!!



当院では、平成26年度入職希望者に向けて
すずのき病院OT1日見学ツアーを行っています。

興味のある方はぜひご参加ください!!




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