2024年後半の活動

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター精神保健福祉士出井です。

2025年が始まり、あっという間に2月も中旬となりましたね。

前回更新以降、なかなか更新ができない状況が続いてました。。。気持ち新たに更新をしていきたいと思います。

さて、今回の内容は・・・2024年後半の活動をいくつかピックアップしてご紹介です。

特に 10月~11月は当院主催の研修会だけでなく、外部の講師協力がもりもりもりだくさんでした!

いくつかご紹介させていただきます。

10月10日(木)久喜市市民後見人養成講座にて講師をしました。
『高齢者と認知症の理解』というテーマでした。
 高齢期の特徴、認知症についての講義はもちろんですが、市民後見人として、ご本人と関わる時には、ライフステージや疾患の知識を持っていることも必要ですが、ご本人理解もとても大事です!!というお話をしてきました。

10月16日(水)蓮田市高齢者見守り支援ネットワーク会議 にて講師をしました。
『認知症について考えてみよう』というテーマです。
※蓮田市高齢者見守り支援ネットワークについてはこちらが分かりやすいです。 (https://www.city.hasuda.saitama.jp/koho/shise/koho/hasuda/pdf/r3/documents/0305tksyu.pdf
認知症についての基本的なお話し、関わりのポイントについて説明させていただきました。

10月20日(日)エーザイ(株)主催の市民公開講座『今知りたい認知症について』にて特別講演をさせていただきました。 

座長は当院副院長の佐藤聡先生、講師が私。

演題は『認知症疾患医療センターの役割と活用できる社会資源~これからも元気で暮らしていくためのヒント~』でした。

当日は会場に92名、webから40名、計132名の方が参加されました。

参加された方のアンケートには

  • 佐藤先生のおっしゃっていたMCIと認知症の違いがためになり、その目線が重要と感じ感謝します!
  • 社会資源について知ることができ、少し安心した。自分らしく生きることとの言葉が印象的でした。
  • 久喜すずのき病院の内容を知ることができました。相談することの敷居が低くなった気がします。 などの感想をいただいています。

 10月26日(土)杉戸町高齢者声かけ訓練 にて、講師、本人役等の協力をしました。 

講義では『認知症について考えてみよう』というテーマで関わり方を中心にお話をさせていただきました。

声かけ訓練では、講義ののちに、実際の状況を想定したロールプレイを行いますが、ご本人役をリハビリテーションセンターそれいゆ職員が協力をしました。また、今年度はロールプレイだけでなく、レビー小体型認知症の幻視体験VRも行いました。総評では地域連携室の職員が協力。

 参加いただいた方からは、『講義が分かりやすかった』や『声かけって意外と難しいね』 『幻視ってこんな風に見えるのね。本人からしたら怖いわね』などの感想がありました。  

10月27日(日)羽生市ふくし健康まつり 特別講演にて講師をしてきました。

『認知症について正しく知ろう~病気の理解と活用できる社会資源~』というテーマです。認知症についての基本的なお話し、活用できる資源、活用の方法、ポイントについてお話をしました。  

このような協力を機に、認知症について知るきっかけとなったり、
高齢になっても安心して生活をして行けるまちづくりの一助になればと思います。

令和6年度第一回認知症疾患医療連携協議会

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

7月17日(水)は令和6年度第一回認知症疾患医療連携協議会を開催しました!

今回は『精神障害のある方への対応~関わり方のヒントと活用できる社会資源~』をテーマに出井が講師をさせていただきました。

このテーマは、昨年度に講師の協力をさせていただいた『令和5年度第3回蓮田市、白岡市及び宮代町在宅医療・介護関係者研修』の反響が大きかったので、より多くの方に内容をお届けできればと思い、取り上げました。

また、当時の内容に加えて、実際に障害福祉領域で支援に携わる久喜市障がい者生活支援センターベルベールのご協力いただき、対応談についてお話いただきました。また、活用できる社会資源の部分ではリハビリテーションセンターそれいゆの紹介させていただきました。

参加された方からは、『具体的な対応談がとても分かりやすかった』『日々の振り返りになった』『今後の支援に活かしていきたい』などの声をいただいています。

このような会を通して、日々ご本人やご家族、支援者同士の連携でお互いが気持ちよく関わっていくことができる振り返りと今後のヒントになればと思います。

オレンジカフェ@久喜中央地区

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センターの出井です。

7月17日(水)はオレンジカフェ@久喜中央地区に参加をしてきました!

今年度の久喜中央地区では『本人参加型オレンジカフェ”チェリッシュ”』と『もの忘れチェック』、『いきいき!脳活倶楽部』が同日開催しています!内容がもりもりもりだくささんです。

わたしは主にオレンジカフェに参加をしましたが、『いきいき!脳活倶楽部』の企画運営はリハビリテーションセンターそれいゆの作業療法士が協力をしています。当日も作業療法士が講師役を行っています。

オレンジカフェで出たお話を少しお裾分けさせていただきます。

その方は、現在介護を卒業されていますが、思い返すと、『介護の私』と『全離れた私』を持つことが大事だなと思うそうです。趣味や旅行など気分的に介護の私とは別の世界に行くことが心も体も健康でありながら介護を続けるコツかなと思う、とのことでした。

介護の渦中はご本人を目の前に、日々のケアや対応、介護者自身が感じる葛藤など目の前の世界でいっぱいいっぱいになる事がほとんどだと思います。ですが、やはり介護者の方自身のための時間も作っていくことも大切だなと改めて思いました。

そんな場の一助にオレンジカフェがになっていけたらいいなと思います。

認知症サポーター養成講座@蓮田市役所

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

8月8日(木)は蓮田市役所職員の方を対象に認知症サポーター養成講座を行いました!

認知症サポーター養成講座は昨年度テキストが改訂になり、新しいテキストでは初めての講座でした。

改訂後は、ご本人からのメッセージも多く掲載されており、そのあたりを丁寧に伝えることができたらいいなと思い、お話させていただきました。

受講された方からは『認知症に対するイメージが変わった』『寄り添うことを大切にしたい』等の感想をいただいています。

認知症サポーター養成講座を受講してみたい!というときはお住いの市町村の高齢者福祉課や地域包括支援センターにお問い合わせください。

今後も講座を通して、お互いが安心して生活していける地域づくりの一助になればと思います。

実践!認知症の方への関り方とストレスア~認知行動療法~

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

今年度新規プロブラムを立ち上げました。

その名も・・・・

『実践!認知症の方への関りか方とストレスケア~認知行動療法~』 です。

企画・運営をには3つの部署が協力をしています。

その部署とは・・・認知症疾患医療センター、心理室、リハビリテーションセンターそれいゆです!

このプログラムは、以下の3つを目的としています。 

  1.  認知症に関する正しい知識の習得
  2.  問題行動に対する対処法を検討する
  3.  介護者の心のケア 

開催は全6回予定。7月9日(火)に第1回『認知症に関する基礎知識』を開催しました!

講師役はわたし。認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井。

テーマのとおり認知症について基本的なお話をさせていただきました。 ご家族からも素朴な質問から、それいゆ相談員の活用方法についてまで幅広い質問と 質問からそれぞれの介護体験に展開し、分かち合いと知識の深まりとなるような会になりました。

 8月6日(火)は第2回『困った行動が起こる仕組み』を開催しました!

講師役は心理室 公認心理師・臨床心理士 岩田さん。

困った行動を『気分と行動のつながり』や『きっかけー行動ー反応』の視点を学び、 実際にご家族様が対応に困る場面から考えてみる、ということを行いました。 ちょっと難しい内容かな・・・とも思いましたが、スタッフと一緒に ワークを進めていくことができました。 参加いただいたご家族からは知識が深まったことや新たな捉え方の視点を理解できたことなど、前向きな感想をいただいています。

この企画を通して、認知症の方と関りがお互いにとってより良いものになる一助になればと思います。

次回更新もお楽しみにです!

認知症サポーター養成講座『はすたけ団』

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

昨年度に引き続き、今年度も蓮田市内の小中学生向け認知症サポーター養成講座『はすたけ団』に協力をしています!

去る6月20日もはすたけ団が市内の小学生対象に認知症サポーター養成講座を行いました!

昨年度から認知症サポーターの方にも協力いただいております。

寸劇を通して具体的なポイントなども紹介させていただきましたが、生徒の皆さんはとても元気&集中して講座を受けていらっしゃいました。

今後のはすたけ団の活躍もお楽しみに!

オレンジカフェあがらっせ

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士の出井です。

更新が久しぶりになってしまいましたが、今年度もオレンジカフェに参加をしたり、活動をしております!

今年度も活動を紹介していきたいと思います。

では、早速。

去る6月28日は、加須市内で開催されているオレンジカフェ「あがらっせ」に参加をしてきました!

あがらっせは『歌や体操・将棋に編み物。。。気ままに楽しく過ごせる場所』を認知症の方や不安のある方、そのご家族、地域の方をお待ちしています。

お茶やコーヒーを飲みながら楽しく・・・私も楽しく過ごさせていただきました。お茶請け?のいももちときゅうりもみがとてもおいしかったです。

(個別の相談希望がありましたので対応させていただきました。)

また、このあがらっせの活動は『チームオレンジ』としての活動ともなっているそうです。

チームオレンジについては こちら をご覧ください。(厚生労働省のページに移動します)

今年度はこのような久喜市以外のオレンジカフェにも参加をしてみたいと思います!

令和5年度第二回認知症疾患医療連携協議会

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

3月22日(金)は令和5年度第二回認知症疾患医療連携協議会をZOOMを使って開催しました!

内容は・・・

❶令和5年度事業報告

令和5年度の相談件数や、実施した連携協議会や研修会の内容おさらい、などを報告させていただきました。

❷今年度の取り組み状況と今後の展望~インタビューもふまえて~

認知症疾患医療センターだけでなく、近隣自治体の認知症関連の施策状況や、障がい者生活支援センターベルベールから久喜市の障害福祉の動向、リハビリテーションセンターそれいゆの取り組みなどを紹介させていただきました。

参加いただいた方からは「年度のまとめとして事業の事がよく分かった」「近隣自治体の取り組みを知る機会がなく、とても参考になりました」などの感想をいただいています。

今後も、連携協議会をとおして支援者同士がつながり、ご本人やご家族が必要な医療・支援につながっていくことの一助になればと思います。

3月オレンジカフェまとめ

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

3月に開催されたオレンジカフェに参加をしました。

3月15日(金)オレンジカフェ@しょうぶ翔裕園

本格的なコーヒーをいただきながら受診について・関り方について参加された皆さんとたくさんお話しさせていただきました。

3月27日(水)オレンジの音色

蓮田市閏戸・平野地区で開催されているオレンジカフェです。

今回は、からだ元気治療院 蓮田店 スマイルラボの事務局長さんが「ストレスと自律神経」についてミニ講義をされました。

そのあと、ざっくばらんにグループごとに講義の感想や認知症について意見を交換し、最後に高齢者デイケアそれいゆの職員による脳トレ体操を行いました。

新年度もオレンジカフェへの参加協力をしていきたいと思います!

令和5年度第3回蓮田市、白岡市及び宮代町在宅医療・介護関係者研修会

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

2月22日(木)は令和5年度第3回蓮田市、白岡市及び宮代町在宅医療・介護関係者研修会(ZOOM開催)にて講義をさせていただきました。

今回は「精神疾患を持つ方への関り方~関わりのヒントと活用できる社会資源~」というテーマでお話をさせていただきました。

関わる事や支援をしてくなかで、どうしたらいいのか悩むことはあります。正解がないからこそです。だからこそ大切にしたいことについてを中心にお話しさせていただきました。

参加いただいた方からは「具体的な事例も多くてイメージしやすかった」「その人を理解することの大切さを忘れずにかかわっていきたい」などの感想をいただいています。

このような機会を通して、お互いの連携や支援がよりよいものへなっていけたらと思います。