認知症サポーターフォローアップ講座

こんにちは!

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

まだまだ、強風の日が続いていますね。

さて、2月24日(木)は久喜市包括支援センター主催の『認知症サポーターフォローアップ講座』に講師として参加してきました。

今回の講座は、認知症サポーター養成講座を受けた方対象に、認知症の病気や症状についてや予防法などのおさらいと一歩踏み込んだ内容と、実際に認知症の人に会った時、どんな声掛けをするとよいのか?といったグループワークを行いました。

まずは、講義。(私がお話させていただきました。)

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グループワーク前に寸劇①『お財布を探している方にどんな声をかけますか?』

おばあちゃんに孫が『うるさいな!いつも探しているじゃないか!』と強い口調で矢継ぎ早に声をかけています。おばあちゃんは『何言うんだ!あんたが盗ったんだろ?』と怒ってしまいました・・・。

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寸劇②『お財布を探している方にどんな声をかけますか?』

今度は、孫が『おばあちゃんどうしたの?一緒に探しましょうか?』とゆっくりとした口調で声をかけています。おばあちゃんは『そうかい?じゃあ、一緒に探してもらおうかな。』と安心した様子でした。

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寸劇を踏まえて『こんな場面ではどんな声をかけたらいいか?』という事で参加者と職員とでグループワークで声のかけ方について検討しました。

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今回の講座を通して、『認知症という病気の理解が深まった』『実際にどんな声掛けをしたらいいかイメージできた』『認知症サポーターとしてできることは何があるかを振り返る機会になった』と声を頂いております。

このような講座を通して、地域で暮らす皆様が安心して暮らしていけるものになっていけたらと思います。

『対応に困った!』『どうしたらいいのだろう?』とお困りの際は、地域包括支援センターや認知症疾患医療センターなどにご相談いただければと思います。